レンガを用いた外壁のメンテナンス
レンガを使って作られた外壁のメンテナンスのタイミング
レンガは耐久性が極めて高い素材となっていて歴史的な建築物に使われているものであっても一度もメンテナンスが行われていない所もあるくらいなので、歴史的に見て常に使われ続けているのはそうした利点があるからです。
千度を超える温度で焼かれたレンガは表面がセラミック化していますから無機質の状態となっており、どちらかと言えばガラスに近いものなのでカビやコケが付着しにくいです。
目地が割れているレンガが多く見られる或いは致命的なヒビが入ってしまっているといった時がメンテナンスを行うタイミングとなっていますが、近年では工事を行う時にステンレス鉄筋を入れるので耐久性は極めて向上しているので、そういった問題が起きることは少なくなりました。
サイディングなどを用いた一般の住宅は平均で十五年程度に一回外壁の塗り替えを行わなくてはいけないのですが、レンガの家は三十年程の月日が流れでもメンテナンスをする必要はありません。
レンガは月日が経過するごとに町に馴染むと同時に歴史的な風情を感じさせられるといった特徴がありますから、年月の経過と共に環境をより良く出来るのも利点です。
メンテナンスを行う際の内容
レンガにヒビが入っている時はまずその部分の周辺を取り除いた上で使用出来る所を残し、問題が見られる箇所は新品の素材と交換するのが基本的なメンテナンスとなります。
レンガが崩壊した部分が出来てしまうと外の風が入ってくる為冬の環境に入ると辛くなるのですが、メンテナンスを行うことでそうした問題を予防出来ます。
レンガは積み替えを行うことで新品同然の状態になりますし、他の部分と色合いが異なるのでその部分がはっきりと目立つといった問題が起きにくいのも強みです。
正式にメンテナンスを依頼する際にはどの部分に問題が見られるのかをきちんと確認しておき、きちんとそちらを業者に伝える必要があるので事前に住宅全体を確認した上で準備を整えましょう。