外壁塗装が喘息に与える影響や対策について
外壁塗装は戸建住宅の寿命を長くするためにも約10年に一度の頻度でメンテナンスが必要とされていますが、喘息の持病をもつ家族がいる場合悪影響を及ぼさないか心配になるものです。
ここでは外壁塗装が喘息に与えうる影響や対策についてご紹介します。
外壁塗装が喘息に与えうる影響について
外壁塗装の補修を行う場合はまず高圧洗浄や下地調整をしてから塗装工事を行います。
高圧洗浄は外壁にこびりついた汚れを落とすだけですので喘息に与える影響はほとんどありません。
しかし下地調整は高圧洗浄で落としきれなかった汚れをヤスリやその他の工具を使って削り取る作業が含まれていますので、このときに削りかすが混じった空気を吸ってしまい喘息に悪影響を及ぼす可能性があります。
塗装を行うときの塗料でシンナーを使用する場合も注意が必要で、強い刺激臭や麻痺作用のあるシンナーを吸い込むと喘息を悪化させるだけでなく吐き気や頭痛なども引き起こすことがあります。
また工事中は足場を組みネットで家を囲むため普段よりも換気が十分に出来ない状態となり、空気が悪くなることで喘息がひどくなるリスクもあります。
喘息を悪化させないための対策について
上記に述べたように喘息の症状によっては少しの空気の汚れにも反応してしまうことがあるため、工事前に必ず喘息を持っている家族がいることを伝えておきましょう。
ひどい喘息の場合は工事期間中は在宅を避け親戚や知人の家またはホテルやウィークリーマンションを借りるなどの対策が必要です。
工事はおよそ2週間かかるため学校や仕事などの関係で家をずっと空けることができない場合は、塗装工程の間だけでも仮住まいを用意する、在宅時にマスクを使用するなどの対策をおすすめします。
喘息の症状は人によって程度が異なるため、外壁塗装工事によって悪化させないためにも症状を把握しそれに合わせた対策をとることが大切です。