外壁塗装工事費用の内訳
外壁塗装工事見積書の「工事費用」とは?
外壁塗装工事の見積書における「工事費用」は、実際の施工にかかる材料費や運搬費などです。
一般的な外壁塗装工事では、工事費用が約20%となっており、この部分はなかなか削減が難しい特徴があるとされています。
塗料に関しては、最もリーズナブルなアクリル塗料と最も高額なフッ素塗料では、4倍近くもの金額的な差が出るとされていますので、他の費用でコスト削減が難しい場合は「材料自体を見直すこと」が必要になると言えるでしょう。
見積書内の「架設費」とは?
「架設費」とは、足場や養生シートの設置・撤去にかかる費用の総称です。
長期的な工事で仮設トイレを設置する際には、その費用が架設費内に盛り込まれる形となります。
架設費が見積書全体に占める割合は20%となっていますが、近年では「足場代無料」というサービスを実施する外壁塗装業者も増えているため、削減可能な費用であると位置付けて良いでしょう。
意外と高額な「人件費」!
外壁塗装工事における職人の人件費は、見積金額全体の30%前後が一般的です。
工事を行う職人が増えるほど、この金額が増えてきます。
人件費の削減を行っている業者は、アフターフォローなどを省いている傾向もあるため、他の費用項目と併せて妥当性をチェックすべきです。
見積り内には「営業経費」も含まれている!
外壁塗装における営業経費は、通信費や交通費、保険料なども含まれる項目です。
工事業者の中には現場調査費用を営業経費として盛り込んでいるところもありますので、「外壁診断無料!」というキャッチコピーに惑わされずに総額をチェックする必要があると言えるでしょう。
営業経費は外壁塗装工事費用の30%を占めるため、人件費と同レベルの項目となっています。