外壁塗装業者への値下げ交渉は可能?
外壁塗装業者への値下げ交渉は可能?
外壁塗装は安い工事ではないので、つい端数を切ってほしいとか、5万円安くしてほしいとか、値下げ交渉をしようとする人もいます。外壁塗装業者にとって、値下げ交渉は可能ではあるものの、実際に大幅に値下げをする場合は、塗料の質を下げたり、手抜き工事をする可能性があるといえます。
これは、外壁塗装工事のうち、塗料などの材料費と人件費だけで半分以上を占めることや、そのうち会社としての儲けは20%程度しかないことが関係しており、値引きをするとなれば会社の利益を削るか、材料費を削るしか方法がないからです。
どこの会社でもある程度の利益が欲しいので、利益よりも材料費を削るケースが多いと言われています。
外壁塗装業者のうち、他社に比べてべらぼうにやすい、他社の半額以下といった業者がいますが、こうした業者では、材料費をかなり安く抑えているといえます。
また3回塗りが基本のところ2回しか塗らないといったこともあり、値引き交渉が成功して良かったと喜んでばかりはいられないことです。
外壁塗装費用の値下げで可能な範囲はどれくらいなのか
外壁塗装業者への値引き額で、可能な範囲と言われているのが、総額の10%くらいまでが限界で、それ以上の値引きができる業者は明らかに手抜きをしている可能性が高いといえます。
材料費と人件費と会社の儲けから考えても、ギリギリの値引き率は10%程度が限界です。
それを30%50%と値引きするような業者は、かなり危険度が高まります。
しかも訪問販売で、いきなり外壁塗装について語りだし、通常なら200万かかるところを80万でやってあげますなんていう業者は、まず信用できないと思って良いでしょう。
無難なところでは外壁塗装費用のうち端数を切ってくれるくらいが良く、あまりにも具体的な値引き交渉はお互いの心証を悪くするので、外壁塗装工事を依頼するつもりならあまりお勧めできません。