見積書のチェックポイント
塗料のランクに大きな開きはないか?
外壁や屋根塗装を行う際に使う「塗料のランク」は、工事業者との打合せの中でチェックしておくべきポイントです。
ランクが大きく違う塗料で施工をしてしまうと、耐用年数のバラつきより「数年おきにん別な場所の塗り替えをする」という悪循環が生じてしまいます。
パーツによって使う塗料が異なるのは、仕方がない部分でもありますが、「大きく開きのある塗料の組み合わせは後々面倒なことになる」という点を知っておくと良いでしょう。
3度塗り以上か?
耐久性の高い外壁塗装は、基本的に下塗り、中塗り、上塗りの3回で仕上げます。
これに対して費用削減を重視する業者は2度で塗装工事を終えてしまうこともあるため、見積書の中で「何度塗るのか?」という点をチェックした方が良いでしょう。
外壁塗装工事の見積書で「○○一式」と書かれている場合は、その内訳の提示を求めた方が後々のトラブルを回避できます。
ケレンが見積りに入っているか?
家の塗り替えで最も重要な作業であるケレンは、下地調整・下地処理という項目で見積書に書かれています。
この作業を行わずに外壁塗装工事に入ってしまうと、土台が綺麗に整っていないという理由で塗料の密着性が悪くなってしまいます。
またケレンを行わないことによって家自体が痛むことも考えられますので、「住宅の外壁塗装工事とケレンはセットであること」を覚えておいてください。
金額が安すぎる見積書!
見積り金額が安すぎる業者は、警戒すべき存在です。
特に複数の外壁塗装業者に見積り依頼をした際に「群を抜いて安い金額を出してきた業者」があれば、その理由を確認してみた方が良いと言えるでしょう。
5年~20年という長いスパンで大事な家を守り続ける外壁塗装工事は、金額だけで決めるのではなく、「施工後の対応」などを加味すべき位置づけです。