アクリル樹脂系
アクリル樹脂系の外壁塗装塗料とは?
アクリル樹脂系の塗料は、メタクリル酸メチルを重合して作られています。
この塗料は「透明性に優れている」という特徴があるため、素材や下地の色をハッキリ見せる効果で知られています。
またアクリル樹脂系は「重ね塗りができる塗料」としても定評がありますので、短いサイクルで外壁の塗り替えを行う際には選ばれることの多い種類と言えるでしょう。
アクリル樹脂系の施工方法は非常に幅広く、吹き付けやハケ、ローラーを使った外壁塗装が一般的となっています。
アクリル樹脂系の種類とは?
アクリル樹脂系の種類は、大きく分けて2つです。
溶剤型のアクリル樹脂塗料は、耐候性、耐水性、耐油性などに優れているため、打ちっ放しコンクリートの施工に多く使われる塗料となっています。
もう1つの種類である反応硬化型のアクリルエマルジョン塗料は、コンクリートだけでなくモルタルの施工にも使われるため、溶剤型と比べれば汎用性の高い位置付けであると言えるでしょう。
アクリル樹脂系の塗料には「酸性雨に弱い」という難点があるため、雨風の当たりやすい外壁の塗装には不向きであると言えそうです。
アクリル樹脂系の料金や相場とは?
耐久年数が5~6年と非常に短いアクリル樹脂系の塗料は、定期的に外壁塗装を行う店舗などで、「手軽に利用できる存在」として注目された時代もありました。
しかし近年では海外からリーズナブルな価格のアクリル樹脂系塗料が輸入されるようになったため、国産のアクリル樹脂系塗装に対して「安い」というイメージが消え始めています。
この塗料は新築住宅の塗装に最適な位置付けとなりますので、「低価格で見た目の良い家を建てたい」という皆さんに多く利用される種類であると言えるでしょう。
長いスパンで生活する住宅の塗り替えには、適さない存在となります。